2色全けし有りガイド 第一回

文章作成
zz
協力
dandelion
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9603





■注釈

4-4と書かれている場合、1連鎖目が4個消し、2連鎖目が4個消しを意味しています。
4-6
と書かれている場合は、1連鎖目が4個消し、2連鎖目が6個消しとなります。














この場合は4-5-6-7-8と表記されます

また、4-4+4となっている場合は、2連鎖目に4個消しが二つあるということで、コレを2連鎖ダブルとこの解説では呼んでいます














この場合は4-4-4-4-(4+4+4+4+4)と表記されます

この二つは今後の文章を簡略化するために多用されてます
これらは一般的な表現方法や呼称ではなく、私(zz)個人が勝手に名づけ表現しているだけです(もしかしたら別の表記方法が有るかもしれません)
それではオジサンワタシの茶番をお楽しみください


■2色全けし有の戦い方 〜 基礎編

ワタシ 「ねぇねぇオジサン、2色全消し有りで何度戦っても勝てないんだけどどうしてかな?」

オジサン 「多分戦い方を知らないだけじゃと思うぞ」

ワタシ 「戦い方?全消しを何度も打てば良いだけじゃないの?」

オジサン 「それは間違いではないが、実際には他の部屋とは違う駆け引きが存在してるのじゃ。
それを知らないことが『全消しうざい』とか言われるる理由なのかも知れんが、もしかしたら単なるワシの勘違いなのかも知れん」

ワタシ 「そういえばこの前言われてる人見たよ〜。じゃぁその戦い方って奴をワタシにも教えてよ」

オジサン 「うむ、では何試合かしてみようか」

ワタシ 「は〜〜〜い」



1戦目の配色
緑緑 緑赤 赤赤 


オジサン 「この時2連鎖(4-4)をしてきたじゃろ」

ワタシ 「2連鎖じゃいけないの?」

オジサン 「いけないと言うわけではない、1連鎖ダブル(4+4)と2連鎖(4-4)では確かに2連鎖の方が大きい。
じゃがその差はお邪魔ぷよ1個分しか存在していない代わりに、2連鎖の方が時間がかかるんだよ」

ワタシ 「2連鎖目が消えているあのちょっとの時間?」

オジサン 「そのわずかな時間も命取りに成るのが2色全消し有りだと私は考えている。
逆にそのわずか1個のお邪魔ぷよが勝因になることもあるが、これは1列目か6列目と言った感じの消しにくい場所に落っこちた時にしか意味を成さん」














1個のお邪魔ぷよのために、全けしが取りづらい状態

オジサン 「落下場所が完全ランダムになっているからどこに落ちるかは1/6、それに上の場合で3〜4列目に落ちた場合は妨害にも何もなっていない(次の図)」














この場合は問題なく全けしができるのでセーフ

オジサン 「後、何処に落とされても全消しに繋げられる組み方が無いわけではない(次の図)」








































お邪魔が振ったときでも、全けしに繋げられる消し方のパターン

オジサン 「そんな訳で敗因はその無駄な時間を何度も作ったところかな」

ワタシ 「では、2戦目はどうなの?」



2戦目の配色
緑緑 赤赤  


オジサン 「この時確かこんな風に組んでたな(次の図)」














2戦目のワタシの組み方

ワタシ 「うん、間違えて1連鎖ダブル(4+4)になっちゃったけど結果オーライでしょ?」

オジサン 「いや、同じ1連鎖ダブル(4+4)でもこうする事でより早く発火ができる(次の図)」














オジサンの組み方(この組み方の方が早く発火できる)

ワタシ 「何か違うの?」

オジサン 「落下するまでの合計距離が違う」
オジサン 「コレによる時間の差が2戦目の敗因、ただし、絶対的に縦積みが有利とは限らない

ワタシ 「どういうこと?」



3戦目の配色
      緑緑…』


オジサン 「確かに縦積みに縦積みにすれば早く起動できるから有利なんじゃが、それは(4+4)同士の話で、こんな風に(6+6)を打たれればお邪魔ぷよが7個多く落ちることになる。この7という数字は致命傷になるには十分な数だ」














6+6の例
かかるのは1連鎖の時間で、かつ攻撃力が高い

ワタシ 「つまり〜、時と場合によりけりですか?」

オジサン 「そこらへんの見極めは難しいが、実際には賭けに出るしかないからそこはだな」

ワタシ 「では4戦目はどうなんですか?」



4戦目の配色
緑緑 緑緑 緑緑 …』


ワタシ 「これはいかにも全消し!って配色だよね♪」

オジサン 「このときはワシは6個消し、そっちは4個消しで全消しをした。それが勝敗を分けたんじゃ」

ワタシ 「…?」

4戦目の配色の続き
緑緑 緑緑 緑緑 赤赤 赤赤 
…』


オジサン 「ワシはすぐに次の赤で4個消しで全消しを作れたがそっちは『緑緑』が残ってるからスグには全消しが出来なかったじゃろ」

ワタシ 「うん、それで先に全消ししたのにオジサンが先に2回目の全消しをするからワタシ慌てちゃって、お邪魔ぷよも振ってきて」

オジサン 「うむ、もちろんコレも絶対ではないし4個消しも間違いではない、詰まるところは配色次第ということじゃ」

ワタシ …なんだ」



5戦目の配色
緑緑 赤赤  緑緑 緑緑 緑…』


ワタシ 「確かこの時ワタシは1連鎖(4)をした後、(4-4)の2連鎖をしたんだっけな」

オジサン 「ワシは(4-4+4)の2連鎖、(4-4)より8個多く振る計算だ。後は全消しを継続させるだけじゃった」

ワタシ 「でもでも〜、一回無駄に消さなきゃどうにもならなかったんですよ?」

オジサン 「それはこんな風に積んだからだ。ワシはこんな風に積み上げた(次の図)」



























左はワタシ、右はオジサンの例

ワタシ 「1列ずらすだけで発火しやすさが違うなんてずるいよ〜」

オジサン 「それにこんな風にすることでもう一回『緑緑』が来ても大丈夫じゃ」














もう一度緑緑が来てしまった場合の対処法
ネクスト2を見て対応する必要がある

ワタシ 「ではもう一回『緑緑』が来たときはどうするんですか?」

オジサン 「出来れば4個消しをして、続けて(4-8)の2連鎖を続ける。
より多くのお邪魔ぷよを送ることが重要じゃからな」

ワタシ 「分かりました〜」



6戦目の配色
緑緑 赤赤 緑緑 赤赤 


ワタシ 「えっと、縦積みのこんな感じで2連鎖(4-4)に持っていったのかな」














ワタシの4-4例

オジサン 「速度を見ればそれが良いのだが、この次の配色を見てみよう」

6戦目の配色の続き…
緑緑 赤赤 緑緑 赤赤  緑緑 』


オジサン 4ツモ目の段階で消すのならそれがベストかも知れんが、その2NEXTの6ツモ目に『緑緑』が見えたからワシは急いでこんな風(5-5)の2連鎖に持ち込んだ」














オジサンの5-5例

ワタシ 「何で何で?」

オジサン 「もしも7ツモ目が『緑緑』の場合には直ぐに全消しを打ち込めるからじゃ。
こうやって連鎖数を変えずに一回り大きくすることによってお邪魔ぷよを送る事ができ、さらに相手とのツモがずれるからその後の戦いの流れを優勢にも劣勢にも変えてくれる。
お邪魔ぷよを送っている分優勢になることの方が多いが、コレもヤッパリ」

ワタシ なんだね」



■2色全けし有の戦い方 〜 その他の要素

オジサン 「では以上のことを踏まえて10戦やって見るとしようか」

ワタシ 「負けませんよ〜」

10戦中・・・

ワタシ 「ううぅ、何で同じ組み方でもオジサンは早く全消しができるんですか」

オジサン 「1つは回線と処理能力の違い。原理は省略するが回線が重かったりすると落下の速度が遅くなる。特に容量のでかいゲームが良い例だな」

ワタシ 「はぅ」

オジサン 「それと、ちぎる行為。コレは連鎖を組む上では欠かせない存在だが、そのちぎる動作の時間が存在する、同じ組方でもちぎった分だけ無駄な時間が増える」

ワタシ 「他の部屋では気にならないのに…」

オジサン 時間の重要性のレベルが違うだけだろう、それと3つ目は半回転

ワタシ 「半回転?」

オジサン 「例えば『緑緑』というぷよを半回転させてみると」

ワタシ 「あ、1段下がってます」

オジサン 「コレを使うことで『緑緑 緑緑』という配色の時に2段分の時間が節約できる」

ワタシ 「なるほど」

オジサン 「その辺はdandelionさんがここで解説してくれている。気になって試してみたが、ちゃんと早くなってることを確認した。」

ワタシ 「暇だったんだね」

オジサン 「ただ、コレは操作ミスをして次の図のように積んでしまい、逆に首を絞めることがある」



























操作ミスの例。本当は半透明ぷよのある位置に積みたかったが…という例。

ワタシ 「諸刃の刃って奴だね♪」

オジサン 「ソレを言うなら諸刃の剣、1つのミスが死に直結しているこのルールでわざわざ操作ミスしやすくするのは自殺行為に見えるかもしれないが、それだけ無駄な時間を削らなければならない世界なんじゃよ」

ワタシ 「はぅ、普通に返された。そ、それで今までの話を纏めると最速で最短で最少で最大、こういうことだよね?」

オジサン 「だな、最少のツモで最短の距離で最大の連鎖を最速で組む、何にせよ『無駄を失くせ』の一言に尽きる
あと出来る限り2列目から5列目までの間で、少ない列で連鎖を組むことが全消しを維持し続けるコツかな」

ワタシ 「なんでなんで〜?」

オジサン 「1列目と6列目に最初から置くのは発火しにくくなるし、使う列を少なくすることで2連鎖や3連鎖を誘発しやすくなるからじゃ」


ワタシ 「覚えなきゃいけない事が色々と有って大変だよ」

オジサン 「結局のところ、相手より多く全消しをすることが主な勝因となる。
そのためには、相手より大きな連鎖を組んでお邪魔ぷよを降らせるか、一切の無駄を省いて全消しを続けるか、その2つを配色と対戦相手の状況に応じて使い分けることが重要じゃ」


ワタシ 「そんな自分の事で一杯なのに対戦相手の事なんか分からないよ」

オジサン 「他にも全消しをしないで1連鎖で全消しを消化してから全消しを作り直す。相手の全消しを一回受けてから全消しを返す。
そんな戦い方をすることもできるが、そこら辺は言葉では説明しにくいから1000戦もして体で覚えてもらうしか方法は無いと思う」

ワタシ 「よ〜し、がんばるぞ!」



■2色全けし有の戦い方 〜 カウンター

オジサン

「ちなみに今回は全消し戦だけに絞ったが実は6連鎖以上を打ち合うことがあるんじゃよ


ワタシ 「ほえ?」

オジサン 「『緑緑』以外の配色(75%)なら発火できるカウンター」














緑緑以外で発火が可能なカウンター例

ワタシ 「でも、『緑緑』の場合は?」

オジサン 「不安ならこんな万能カウンターがある 『緑緑』なら7連鎖、それ以外は6連鎖」














万能カウンターの例

ワタシ 「うわぁ…」

オジサン 「もちろん4〜6列目にもっとぷよを重ねれば8連鎖以上も可能だし、7連鎖トリプルなんて芸当もできる」

ワタシ 「でもワタシ一度も使われたこと無いよ?」

オジサン 「配色がかなりシビアでな、どんな配色ならこのカウンターが全消しより早く打てるのか未だに分かってない」

ワタシ 「それじゃぁ単なるお飾り?」

オジサン 「凍結したときには相手のお邪魔ぷよを受けて、このカウンターを返すとちゃんと落ちるようになるから凍結時専用かな」

ワタシ 「知っておいて損は無い、狙ってやるにはリスクが高い、こんなところだね♪」

オジサン 「うむ、では後半は互いにお邪魔ぷよが3段以上落ちて全消しが中々打てない、そんな泥仕合の戦い方をdandelionさんに解説してもらおう」

ワタシ 「dandeお兄ちゃんふぁいと〜〜〜〜!」

オジサン 「では次回を、震えて待て」